tujibee’s めも

無農薬無施肥の植物と健康と食 &疑問、日々のことのメモ

バイオレット。ニオイスミレ、サンシキスミレ。ノジスミレ

2022.0623 曇り 
書き直しで
2022.0624 晴れ
しかし!こんなんに時を費やしてどうなのよ!?と再三思ってますよ⤵︎

購入種のパンジー

うーむ…今一つ
一袋の中、個性ありすぎ
咲くまでわからないって
お花の場合ちとツライかな


パンジービオラの種取りしていますけれども、
購入種のパンジーに香りはなく等々で、
香りや薬用効能ありの"バイオレット"のみにしたいなぁと…「ハーブはやさしい家庭薬」を読みながら思い、
調べた羅列メモ。

それでも購入株のパンジーらは、とても良い香りで、
彼らは"バイオレット"系なのかも?

バイオレット

 鎮静、強壮といった数々の薬効を持ち、中世以前、バイオレットのお茶は頭痛、胸の病などに効く特効薬として飲用されていました。
で、メディカルに利用されていたのは、ニオイスミレ(スイートバイオレット)、ハートイーズ(サンシキスミレ)。さらにノジスミレは漢方では皮膚感染症の薬として使われています。
との事。

●ニオイスミレ(スイートバイオレット)

 半日影のやや肥えた湿気のある場所を好みます。原種で育てやすく、甘く品のある香りは古くから香水やコサージュなどで親しまれてきました。

寒さには強いが暑さにはかなり弱い多年草である。西アジアからヨーロッパ、北アフリカの広い範囲に分布し、また、バラ、ラヴェンダーとならぶ香水の原料花として、古くから栽培されている。
花は咲いた当日な収穫。葉はよく茂ったら、若い葉からずいじ数枚収穫。

 草丈10-15cmで、茎は匍匐し、葉は根生で、他のスミレ類と同じく、ハート形である。花は露地植えでは4月から5月にかけて咲き、左右相称の5弁花で、すみれ色またはヴァイオレット・カラーと呼ばれる明るい藍色が基本だが、薄紫・白・淡いピンクなどもあり、八重咲きもある。パンジーヴィオラに比べると花も小さく花付きも悪いが、室内に置くと一輪咲いているだけで部屋中が馥郁たる香りに包まれるほどの強い香りがある。

種子や根茎には神経毒のビオリン等があり、嘔吐や神経マヒを発症することがある。反面、薬草として古来より活用されてきた。ヨーロッパでは咳止めや消炎剤、目薬として利用されている。古代ギリシアでは花に含まれる鎮静作用が知られており、怒りを鎮めたり就寝時に使用した。アテネの周囲にはニオイスミレが群生していたため「ニオイスミレの都」と呼ばれていたという[1]。

 ニオイスミレの香気は、ヨーロッパでは古くから化粧品、ハーブティーやワインなどの飲み物、砂糖漬け、お菓子など、さまざまなものにも使われて来た歴史がある[2]。ヴァイオレット・リキュールの香りはニオイスミレを用いるものと特筆され、他のスミレからはその独特の香りを出すことは出来ないとされる。




●サンシキスミレ(ハートイーズ)

 又はサンショクスミレ(三色菫)は、一年生もしくは短命な多年生の野草。園芸種であるパンジーの原種の一つで、それゆえ数多くある英名の一つにワイルドパンジーの別名があり、その名で呼ばれることもある。園芸種が今日のように洗練され広く植栽される以前は、パンジーと云う語は当種を指した。
ヨーロッパ原産のViola tricolor をサンシキスミレ(三色菫)といい、その園芸種がビオラと呼ばれている。種子でもよく発芽し、民家周辺で逸出が見られる。
 葉は互生し、有柄、茎上部の葉は長楕円形、鈍鋸歯縁、下部の葉は小型で卵形。托葉は大きく、羽状に深裂する。花は直径1.5~2㎝、上弁2個は濃紫色、側弁は白色、唇弁は黄色の三色になる。距は短い。萼片の付属体は大きい。果実は長さ約1㎝の卵形の蒴果、熟すと上向きになり、3裂する。種子は長さ約1.5㎜、種沈(caruncle)がつく。2n=26
 パンジー Viola X wittrockiana はサンシキスミレとViola luteaやViola altaicaなど他のスミレ属との交配から生まれ、非常に多くの種類があり、園芸種として親しまれている。
生態
 匍匐性の茎を有し、花径は1.5cmほど、草丈は高くても15cm程度である。ただし他の植物に寄りかかることで1mぐらいの丈にまで伸びることがある。自生地は農場や荒れ地など刈り込まれた草原であり、酸性もしくは中性土壌の半日陰の場所を好む開花期は4月から9月までと長く、花色は紫、青、黄、白など様々である。両性花であり、自家受粉もする。他花受粉の場合はミツバチが花粉を媒介する。
 植物本体、中でも花には抗酸化物質が豊富に含まれており、食用にもできる[7]。さらに植物本体からはアピゲニン、クリソエリオール、イソラムネチン、ケンフェロール、ルテオリン、ケルセチン[8]及びルチン[9]といったアグリコンが見つかっている。

●ノジスミレ

花期の葉は長さ3~6㎝の楕円状披針形で、縁が波打ち、スミレより基部が広く、やや三角に近い。葉柄に翼はあるが、スミレほどはっきりしない。花後に葉幅が広がり、三角形~卵形になる。葉、茎には白い短毛が生え、白っぽく見える。花はやや青みのある濃紫色、側弁は無毛で、距は細長い。花は普通はよい香りがする。根の色は白色。2n= 24, 28
 コスミレは葉が長三角形~長卵形、花後のノジスミレの葉に似ている。西日本では側弁の基部に毛があるものが多い。


★★★
すみれの部屋 インターネットすみれ図鑑

スミレとノジスミレの違い

ノジスミレの葉裏にはたくさん毛が生えているがスミレのには無い。らしい

ノジスミレは全体的に毛がある様子調べているうちに、
もうここら辺までと…

種沈(しゅちん、あるブログさんより)

すみれの種に付いている白い塊

スミレは早春に花が咲き、終わった後に結実し種子を作り、繁殖を行うそうです。

しかしスミレは、さらに秋まで閉鎖花という咲かない花のつぼみを付け結実し、種子を作り続けると言われています。

こうして作られたスミレの実は、種子が未熟なうちは下を向いていますが、熟するに従い上を向き、成熟すると実が開き、3つに割れて、種を圧迫し弾き飛ばすそうです。

この時、弾き飛ばされるスミレの種は小さく艶があり、さらに小さな白い塊が付いているそうです。

この白い塊は種沈(しゅちん)と呼ばれるもので、アリを誘引する物質を含んでいると言われています。

種沈は種阜(しゅふ)とも呼ばれ、珠皮に由来し、種子が発生した時に、胎座に付着していたへそと呼ばれる部分にできるそうです。

この種沈の付いた種はその後、誘引されたアリによって巣に運ばれ、アリが種沈を食べた後で巣の外に運び出され芽吹きを待つと言われています。

このように種を遠くへ運ばせるために、アリを誘引する物質を含んだ種沈は、一般的にエライオソームと呼ばれているそうです。

エライオソームは種にしっかりと付着しているため、アリはその場で食べることはせずに巣に運び込むと考えられています。

以上のようにスミレは、生き残っていくために何度も種子を作り出し、さらに種子にエライオソームを付着させ、おびき寄せられたアリを利用して種を遠くまで運ばせるという作戦を行っていると言われています。