2024.1013 晴れ 規則性なしの生活と食事、好みだけど…
甲田光雄先生。生玄米粉、短鎖脂肪酸、酪酸菌。
酪酸菌欲しさに強ミヤリサンを買ったり、ゴボウ等でそれ様なスープの元作り(冷凍保存可)などしてみたり。けれども、続かない、不規則だらけだけに。
ここのところまた健胃腸関連の本を読みまくり、甲田光雄先生の本も引っ張り出して読む日々。
で、今回は以下の部分がパチッとパネルにはまり込んだ感。
先生著者「奇跡が起こる半日断食」279〜280ページ。
「玄米を炊くと脂肪やタンパク質が変性したり、酵素などがこわれ、デンプンがαでんぷんになる。αでんぷんは、消化酵素で分解されてブドウ糖になります。
それに対し、生ならβでんぷんなので、消化酵素が働かず、消化されないまま大腸に行きます。大腸では、腸内細菌に分解されて発酵します。ブドウ糖にならずに、短鎖脂肪酸になって、吸収されてエネルギーになるのです。この時、大腸で酢酸、酪酸、プロピオン酸などがたくさん出て、腸壁が刺激されて、便通が大変良くなります。」
「腸内に酪酸がたくさんできると、大腸壁にできたガン細胞に入って、がん細胞を正常細胞に引き戻します。だから、玄米を生で食べると、大腸ガンの予防に役立つわけです。」
「また、玄米がいいのは、水に浸けると二日くらいで芽が出て発芽玄米になることです。すると、γ(ガンマー)アミノ酪酸が白米の五倍くらいにふえます。これが増えると、脳の血流が非常にふえるので、脳の機能がよくなります。」
「玄米より、さらにいいのが発芽玄米です。できれば、発芽玄米を生で食べる方法を取り入れたら良いでしょう。」
(胃腸や歯は悪いので)
「フードプロセッサーやコーヒーミルなどで粉にして食べます」
「ちなみに生の玄米は美肌効果も抜群です。生の玄米を粉にして、ご飯がわりに食べると、1週間もたたないうちに肌の色つやが違ってきます。驚くほど肌がきれいになってきます。炊いた玄米食との差は歴然たるものがあります。」
ケイシー流食事法やバーナード・ジェンセンさんの腸活様食事法、いろいろ足して引いて、何度も中途半端に。
食の欲と忍耐なさで脱線。
そしてこのオツムも日々いい加減になってきていて…
先ずはオツムをスッキリと!
質素で簡単は、甲田療法。忍耐無さから続かぬ西式体操。
で、必要は忍耐!!
これもメモっとこう
西勝造『便秘 LES CONSTIPATIONS』本文より抜粋
https://minus-chokaz.jp/health_care/1598/
さんからの又も抜粋
ピエール・デルベ(Pierre Delbet)氏が〝 マグネシウムの含有地は健康地である 〞“Vivez sainement sur des terres à magnésium”と発表して、ここに数年、そしてそれ以来この問題は、幾多の学者、臨床家によって研究され、実証され、そして、いよいよ確実性を現わしてきた。
それは果たして何故であろうか。
私は固く信じて疑わない。
それは「便秘しない」からであり「消化管の炎症が治される」 からであり「体内外組織の均斉と調和が得られる」からである。
私の提唱しようとする学説の価値は、他の方面からも裏書されている。
それはイタリアのカルロ・マルキ(Carlo Marchi)氏によって提示された。
すなわちマグネシウムを欠乏させる現実的原因の一つとしては、原塩および食塩の問題があるのであるが、マルキ氏はこの塩の問題について研究を行なったのであった。
イタリアにおいては、塩は政府によって管理されているのでいかなる地方に個々の塩坑が分布しているかは、容易にこれを知ることができるわけである(今日までのところイタリアにおいては、マグネシウムを塩から摘出してはいない)。
諸処の塩坑におけるマグネシウムの含有量には、はなはだしい差異がある。
マルキ氏は先ず、次のような事実を摘示している。
ヴォルテラ(Volterra)の塩坑で働いている坑夫や、その地方に居住している人々の中には、癌で死亡するものの、はなはだ多いことが知られている。
他方においてカリアリ(Cagliari)の塩坑に働き、その附近に居住している人々の中には一名の癌罹病者も見出されない。
さて、ヴォルテラの岩塩中にはマグネシウムが含有されていないが、カリアリの岩中には、0.25%のマグネシウムが含まれているのである。
マルキ氏はさらに進んで、これら諸所の岩塩坑から産出される岩塩の供給を受けている各地方につき、癌に因る死亡率を調べた結果、次のような一般的な結論に到達した。
すなわち、
〝 料理用食塩に含有しているマグネシウムの寡少な地方においては、癌が最も多い 〞
したがって、私はロビネー氏ならびにカルロ・マルキ氏の研究に基づき、いちおう、結論として次の如く述べておきたい。
すなわちマグネシウム塩、ことにハロゲン塩を多量に用うれば、癌の死亡率を著しく減少させることができるということである。
“Je suis donc autorisé, tant par les travaux du Dr Robinet que par ceux de M. Carlo Marchi, à conclure encore une fois que l’usage très large des sels de magnésium, et particuliérement des sels halogénnes, diminuerait dans une notable proportion le nombre des cancers.”
Professeur Pierre Delbet, membre de l’Académie de médecine.[1~12]
以上のようなデルベ氏の記述によって見れば、マグネシウムが癌腫の予防および治療にとって不可欠のものであることは、すでに疑いをいれる余地がないといえよう。
しかもそれは、マグネシウムが「便秘を防ぎ」、「消化管の炎症を治し」、また「体内外組織の均斉と調和を確保する」からであることも、すでに長きにわたって詳述した本論の論旨をよく味わってみれば、自から明らかなところであろう。
Reference
Pierre Delbet
1889 年に医学博士号を取得し、1909 年にパリで臨床外科の教授になりました。1921 年に、彼はアカデミー ド メディシンのメンバーになりました。
Delbet は、塩化マグネシウムの支持者として知られています。第一次世界大戦中、デルベットは、従来の防腐剤のように組織を損傷せずに傷を洗浄できる解決策を探していました。1915年、彼は塩化マグネシウムが防腐剤として働くだけでなく、身体組織に無害であることを発見しました. 偶然にも、彼は塩化マグネシウム溶液を経口または静脈内に摂取すると、他の病気の治療薬になるように見えることを発見しました. デルベットはまた、マグネシウムが白血球の効率に有益であると信じており、それについて彼の論文「Politique Préventive du Cancer」で説明しています。
1日に1回の便通があるのを正常と考えるのが、文化人の慣習である。
したがって、各人は通例少なくとも24時間、便秘に冒されているわけであり、消化されたる食物の残滓物は、24時間大腸内に堆積し、まず圧力を受けるわけであって、この圧力は、結腸の腸骨部分と骨盤部との結合局処において最も大きい。
なおまた、このような圧力に対応して、腸粘膜の外表上には、繊維性の外観をもつ腹膜の条紋すなわち繋帯がつくられる。
これは漸次、腸粘膜の基底から外側の方へ拡延して、腸粘膜の当該部分を収縮かつ短縮させ、当該部分の運動範囲を局限するに至るのである。
このような新生物の組織は、諸力線の結晶点をなすものであって、結腸の外壁に沿って拡延し、漸次その周縁を侵してくる。
こうして結腸を腸骨窩の中に固定させるばかりでなく、結腸をその長軸に沿って回転させ、その口径を著しく減じ、かつ腸腔内の糞便通過を阻害するのである。
この部分の腸に含まれる糞便は、おおむね引締まっていて、硬いことが多い。
従って、たとえそれが中位の程度において存在しているとしても、糞便がこれを乗り越えていくことは、はなはだ難しいといえよう。
この部分の結腸の機能が障害されると、能率的な排泄が著しく阻害を受けるのであって、その阻害が著しければ、これに近接せる胃腸管内においては、それだけ物質の渋滞が、はなはだしくなるわけである。
このような障害に対して、私は「最初にして最後の絡障(first and last kink)」という名を与えたい。
最初というのは、それが最も早く形成されるからであり、最後というのは、胃腸管の最下部を占めるからである。(注:kinkは網・糸・針金などの、もつれ・よじれを言う。 絡障の「絡」は、まつわる。「障」は、さわりである。)〞
私は、その重要さを、とうてい説きつくすことができない。
それというのも、これが与える害悪が、はなはだ大であり、かつ、極めて広き範囲に及ぶからである。
かつまた、それは間接的および直接的に慢性腸麻痺に所因する、あらゆる変化と関連をもっているのである。
それは文化の失墜を呪詛(じゅそ)するものであり、また真実なるパンドラの筥(はこ)をなすものというほかはないであろう。
結腸内に糞便が滞溜すると、腸粘膜に沿って、類似の繋帯が発生し、荷重を負わされた結腸の凸彎を確保することになる。
これは、特にある部分、例えば牌臓部彎曲や回腸の末端において著しい。
後者の場合においては、これを回腸絡障と称する。
なお、これに随伴して内容物が小腸内に堆積すると、十二指腸・空腸結合部分が角張って、先ず十二指腸を拡張させ、その最初の部分に潰瘍を起こし、幽門痙攣(ゆうもんけいれん)、胃拡張を誘致し、圧力の所在個処すなわち胃小彎に沿って潰瘍を起こすことになる。
このような胃潰瘍は、容易に癌に転ずるのである。
(結腸
結腸(けっちょう、英: colon)とは、大腸のうち右腸骨窩から仙骨上端までの部分である。結腸はさらに上行結腸(盲腸から右結腸曲)、横行結腸(右結腸曲から左結腸曲)、下行結腸(左結腸曲から左腸骨窩)、S状結腸(左腸骨窩から直腸上端、シグモイドに由来する名称)に区別される。長さは、上行結腸は約20 cm、横行結腸は50 cm、下行結腸は25 cm、S状結腸は45 cmである。 結腸は消化管で吸収利用されなかった食物の残渣を貯蔵する器官である。)
結腸内においても、同じような癌発生の傾向が現われる。
すなわち後天的繋帯または肛門括約筋の痙攣作用あるいはメーヨー氏環状筋繋帯(かんじょうきんけいたい)の痙攣作用により、結腸が角張り、かつ梗塞されるとき、その阻害の程度および糞便の硬度増大に対応して、このような傾向が現出してくるのである。
結腸内における内容物の滞留は、また虫様突起の炎症を引き起こす。
虫様突起は、結腸粘膜の後天的癒着によって固定かつ梗塞され、種々なる程度および形態の結腸炎を起こすのである。
虫様突起が固定すると、回腸内の輸送が抑制され、小腸内における物質の滞留が増してくることとなるのである。
その中毒的結果や、このような腸麻痺に伴う機械的結果は、極めて明白であるが、しかしまた、小腸・十二指腸および胃内に滞留する物質中の細菌によって病毒が生じ、それが肝臓および膵臓に沿って感染を起こして、その結果胆石および癌が発生してくることをも忘れてはならない。
このような場合における感染の様態は明らかに機械的変化である。
次にわれわれの考察すべき変化は、肝臓で処理し得る以上の毒素その他が胃腸管内の含有物によって吸収され、その結果起こる変化である。
こうして、有害な物質は、循環血液中に侵入して、体内のあらゆる器官および組織に運ばれ、血液の毒性いかんに対応し、それぞれ呪わしい結果を発生させるのである。
甲状腺、副腎その他の内分泌腺心臓、血管、神経系統、耳、眼、腎臓、肝臓、膵臓、子宮、卵巣、睾丸、摂護腺、乳房、脂肪組織、皮膚、毛髪、鼻、咽喉の淋巴組織、歯銀および歯などの変質的変化 (最後の2つは、最も顕著であることが多い)については、 従来、私は、しばしば詳述しておいたし、なおまた、このような変質器官の若干、たとえば乳房、子宮、卵巣および摂護腺等がいかに癌に冒されやすいかをも指示しておいた。
神経症状としては、激しい頭痛、神経炎、神経痛、不眠症、急性疼痛、精神的肉体的虚脱、憂鬱症、癇癪、散在性硬化妄想、早発性痴呆症などがあげられる。
このような変化は、毒性血液が組織へ供給される直接的結果である。
この他に、変質した組織が病毒の侵入に抵抗し得ぬことからして、起こるところの幾多の病毒感染がある。
しかしながら、このような病毒は、健康な人体内においては、足場をとり得ないものなのである。
もしも、私の推定が正しいとすれば、癌の発生を防止するには、文化国の食物と習慣が胃腸内において惹起(じゃっき)する変化を、根絶しなければならない。
癌は慢性腸麻痺(便秘)の最終段階である。
それは結腸のみならず、胃腸管の他の部における排泄欠陥を語る物語の最終章である “
慢性腸麻痺の場合においては、能動的な病原バクテリアが腸内で繁殖し、腸内に毒物を形成する。
このような毒物は、胸管によって一般循環に運び込まれ、体内のあらゆる生体細胞に達するのである。
いかなる組織も、また、いかなる器官も、その恐るべき影響に抵抗することはできない。
これに冒された、あらゆる組織は、疾患能因に対する抵抗力を失うに至るのであるが、このような抵抗力の低下が癌の発生を助成すべき潜伏的影響をなすのである。