tujibee’s めも

無農薬無施肥の植物と健康と食 &疑問、日々のことのメモ

アゲハチョウ達、前蛹(ぜんよう)へ?

2023.0909 曇り 時折霧の様な雨

tujibee.hatenablog.jp

先日までムシャムシャ・シャクシャクと食べていた多くのアゲハチョウの幼虫が少ない…

そう思っていたら幾つかの静止姿が

まだ固定の糸は見えないけども"前蛹(ぜんよう)"という状態なのかな?


ともかく、どうかご無事に・

でもね、あれほどの数の幼虫の確認がそれ程できていない…

こちらはサイズがアゲハチョウの1/2弱程のこの子達。
何の蝶か、チョウではないのか?

ツノを出していた幼虫

今まで見かけていなかった模様…
変な所にいて驚いたのだけど、この子の方がもっと驚いていたかも、
ツノを出しているし。

後に観にいくと、そこには居なかった。

蛹のからだ
より

蛹になるための準備:前蛹(ぜんよう)

大きくなった幼虫はある日、エサを食べることをやめて、体の中に未消化の食べ物が残らないよう、最後の糞をした後、蛹になるための準備を始めます。種類によっては、体の色が突然変化するものもいます。

しばらくうろうろして、ようやく落ち着いた幼虫は、まずその枝などに糸を丁寧に吐いて、その後お尻をくっつける、糸座(いとざ)とよばれるものを作ります。その後幼虫は180度回転し、お尻にある腹脚を糸座にくっつけ、今度は帯糸(たいし)と呼ばれる、ベルトのようなものを作ります。帯糸はアゲハチョウやシロチョウなどの仲間が作るもので、タテハチョウなど蛹が逆さになる種類はこれを作りません。
幼虫はまず枝に糸を丁寧に絡めつけ、その後大きく体を回して、糸で輪を作ります。
アメリカキアゲハの場合、この糸の輪を前脚と中脚の間に持ち、何度も何度も右に左に糸を枝に絡めては輪を作り、また枝に糸を絡めては輪を作り、帯糸を太くて丈夫なものに仕上げていきます。帯糸を何回重ねるかは種類によって違ってきます。

さて、何とか満足のいく帯糸が出来た幼虫は、最後にリンボーダンスのごとく、体をのけぞらせて輪をくぐり、最後に輪に寄りかかるようにして、ようやく落ち着きます。