tujibee’s めも

無農薬無施肥の植物と健康と食 &疑問、日々のことのメモ

菖蒲の効能

20190522

モノの陰にながらも、菖蒲は育っています。

周りの植物を刈り、抜き小ざっぱりは良いが、セリやミョウガの進出の中での今後、大丈夫かしら。

ショウブの効能 等

5~6月に各地の菖蒲園では色とりどりのショウブの花が見頃となります。それらはアヤメ科のハナショウブで、薬草ではありません。
今回の主役は薬用となるサトイモ科のショウブです。
ショウブ東アジア、インドに分布し池沼や溝の浅い水中に生える多年草です。粗大で多節な根茎は長く横走します。葉にはアヤメのような扁平な剣状(単面葉)で、中央にはっきりした中肋(ちゅうろく)があります初夏に50cm程の花茎(かけい)を出し、頂部に肉穂花序(にくすいかじょ)を1つ付けます
 晩秋から冬期にかけて地上部が枯れてから、採取した根茎のひげ根を除いて水洗いし、日干しにしたものが生薬の「ショウブコン(菖蒲根)」です。ショウブコンは特有の芳香があり、味は苦くやや風味がある精油を含みます。その水浸剤は皮膚真菌に対し有効であると言われています。また、採取後1年以上経過したものの煎剤は芳香性健胃薬、去痰、止瀉薬、腹痛、下痢、てんかんに用いられます。
民間ではショウブの根茎や葉を刻み、一握り分を布袋に入れて適量の水で煮沸し、そのまま薬湯料として使用し、神経痛、リウマチ、不眠症に効果があるといわれています。また、インド、ヨーロッパやアメリカにおいてもショウブの根茎は古くから消化不良の治療や熱や胃痙攣、疝痛(せんつう)に使用されてきました。
ショウブ | 日本薬学会