tujibee’s めも

無農薬無施肥の植物と健康と食 &疑問、日々のことのメモ

ポリエチレングリコール その3_化粧品等の成分として

cosmetic-ingredients.org
より、以下
化学構造的に水または多価アルコール(∗1)の一種であるエチレングリコールに酸化エチレン(エチレンオキシド:ethylene oxide)を付加重合して得られる水溶性の酸化エチレン重合体(∗2)であり、均一な単体化合物ではなく、重合度の異なる分子の混合物です。

∗1 多価アルコールとは、2個以上のヒドロキシ基(水酸基:-OH)をもつアルコールを指し、ヒドロキシ基の影響で非常に高い吸湿性と保水性をもっていることから化粧品に最も汎用されている保湿剤です。
名称に「アルコール」がついているので勘違いしやすいですが、一般的なアルコール(エタノール)は1個の水酸基をもつ一価アルコールで、多価アルコールと一価アルコール(エタノール)は別の化合物です。

∗2 重合とは、複数の単量体(モノマー)が結合して鎖状や網状になる反応のことをいい、単量体(モノマー)が結合して鎖状または網状になった化合物を重合体(ポリマー)といいます。

PEG(polyethylene glycol:ポリエチレングリコール)そのものである「PEG-数字」と、PEG-60水添ヒマシ油やヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルに代表される「PEG-数字●●」は全く別の成分であり、「PEG-数字●●」は「●●」にあたる疎水性成分(∗3)に水溶性高分子であるPEGを結合することによって合成される非イオン界面活性剤です。

∗3 疎水性とは、水との親和性が低い、水に溶解しにくい、水と混ざりにくい性質のことです。

PEGは、医薬部外品表示名称の数値がそのまま平均分子量となっており(∗4)、数字の違いによる性質は、以下の表にように、

∗4 「ポリエチレングリコール1500」は単一化合物ではなく、PEG-6とPEG-32の併用であることから、平均分子量とは異なっています。

以上


spsj.or.jp
より、以下

一般的なポリマーはプラスチックとして使われていることからもわかるように、水に溶けないものが多く、化粧品の中でも形を維持するための「皮膜形成剤」として利用される。

さらに、マスカラ、ネイルなどに、アクリル酸アルキルコポリマー、(スチレン/アクリレーツ)コポリマーなどとして含まれている。

ウォータープルーフのファンデーション、日焼け止め、落ちない口紅など化粧くずれを抑える製品にも「皮膜形成剤」として使用。
マスカラなどのように形を維持することが目的でないため、アクリル系ポリマーよりも柔らかく、水にも油にも溶けないシリコーン系のポリマーが「皮膜形成剤」です。

ちなみに化粧品にはよく含まれるジメチコン(ジメチルポリシロキサン)はシリコーン油(ポリマー)の一つで、油性成分(水分が蒸発しないよう、角質の脂質となじみやすい疎水性の高い成分)、塗る際の感触を調整する(滑りやすくする)成分としても利用されます。

ポリマーの中にも水に溶ける性質のものがあります。水溶性ポリマーの代表格ポリエチレングリコールは、角質の水分量を保つための保湿成分(水に溶ける性質、水を吸収する性質が必要)として利用されています。

化粧品の成分表示にはPEG-20など、PEG-〇〇という形で含まれます。

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以上

Cosmetic-Info.jp:化粧品技術者向けデータベースサイトでは、
「まれに皮膚炎を有する場合においてはPEG-8以下でまれに軽度の皮膚感作をひき起こす可能性がある為、注意が必要です」とはあるが、
PEG(ポリエチレングリコール)を使用する商品メーカー等では害の説明はほぼ無し、当然か…。

PEG-8 (医薬部外品表示名称:ポリエチレングリコール400)

f:id:tujibee:20210810025101j:plain:w350:left 酸化エチレンの重合体で、ポリエチレングリコールの一種です。
PEG(ポリエチレングリコール)は水や有機溶媒によく溶け、皮膚への密着性が高い一方水溶性なので、落とすのも容易だという特徴があります。

PEG-8は水にも油にも溶ける合成ポリマーで、水分を含む他成分が蒸発するのを防ぐ働きがあるので、肌のうるおいを守ります。
また、水と混ざりにくい分子と結合すると非イオン界面活性剤となり乳化作用を発揮しますし、界面活性剤と結合することで刺激を緩和するという働きもあります。
また、溶剤として歯に付着しているヤニやタンニンなどの色素沈着をよく溶解します。
PEG-8 の安全性は?
医薬品原料としても使用されているので毒性は低いと考えられ、刺激性もほとんどありません。
しかしポリエチレングリコールは旧表示指定成分で、皮膚毒性は弱いものの肌の弱い人が長期間使用すると、皮膚に負担がかかる場合があります。
PEG-8 の役割は?
保湿作用があり肌荒れを防ぐので、多くの基礎化粧品に配合されています。
さらに、洗浄力の強い洗顔料やシャンプーに添加されることで、洗浄力や脱脂力を弱め、肌の乾燥を防ぎつつ清潔に保ちます。
歯のステインを良く落とすので、デンタルケア製品にも利用されています。


( と、内容に重複ありつつも、メモしてみた。

とにかく、口に入る歯磨きから、化粧品や保湿クリーム、シャンプーから石鹸まで、それと衣類に医薬品、あらゆる所に使われていたPEGでした。

時に、誰かの症状とその数、それらの発言があってして、害が知られる、知らされる。
まあ、今回のコロナ枠珍ではこの事態でも認めてない政府が在ります )


しかし、天然成分の化粧品にこだわる某メーカーさんでは、
PEGを避ける理由として、発癌の可能性ありとし、この様な解釈。
以下、
1) 用途:
様々なスキンケア商品に界面活性剤、乳化安定剤、粘度調整剤として使用される合成ポリマーです。PEG-20など成分名に数字がついてきます。数字が小さいほど分子が小さく、油に溶けやすい性質を持ち、肌に浸透しやすくなります。

2) 懸念:
PEG12以下は平均分子量が600以下になり、特に浸透しやすく刺激が強いです。また、製造過程の副産物として発がん性のある1,4-ジオキサンを形成し、汚染されている可能性があります。そのため、発がん性や発がんを促進させる疑いがあります。
(PEG-●●の数字が小さい程細かいくなる)

■1,4-ジオキサンを含むリスクのあるその他の成分
セテアレス○○、ラウリル硫酸ナトリウム、オレス○○、キシノール、オキシノール、ミレス○○、ラウレス○○、ポリソルベート

以上


貼り付けしようにも、HPによってはコピペできない事もあり、もどかしいですが、
この辺で…