2021.0822 ムクナマメ葉の活用。
ドライ中の140枚程のムクナマメの葉ドライにすると重さは1/100程になるらしいです。
ムクナマメブームは2010年過ぎ頃からしばらくあった様子。こんなにすごい効力あるのに何故続かないのだろうと色々考えてしまう。
ムクナマメ栽培は是非とも継続!!
採種しつつ年々上手に育つ。
ムクナマメのL-dopa含有量をWikipediaでは
「豆には5%ものドーパ(L-ドパ)が含まれ、葉や根には1%のドーパが含まれている」とありますが、10 %としているHPもあります。
某SNS会話? からの抜粋。
●自家産である天然のL-dopa含有量の調査結果
ムクナ:46.8mg(豆1g中)
●ブラジルで流通している緑肥用の豆、家畜飼料用の豆いずれも3.6% 程度(1gの豆とは凡そ一粒に相当 )
豆の炒り方でかなり測定値は左右されました。
たとえば豆の炒る温度の変化100度から200度での測定では5%~3,6%と低温処理ほどL-dopaは保たれている。
もちろん炒るための加熱時間にも違いがありました。
したがって、自家栽培、自家焙煎利用の方々は加熱時間、加熱温度などに充分留意ください。
検体A-1.19g-36.4mg/g
検体B-1.04g-53.7mg/g
検体C-1.38g-50.2mg/g Av.46.8mg/g
なお保管の形態は自然乾燥のみで焙煎前の物
●Q ◉ 自家製栽培をしているムクナに実がついてきました。つるや葉も沢山伸びてます。
豆の方にL-DOPAの含有量が多いのは分かっているのですが、
茎や葉も含まれると伺いました。
乾燥したほうが良いのでしょうか?
それとも生のまませんじたほうがL-DOPAは含有量を保つのでしょうか?
● ブラジルの農家の人たちはマテ茶というお茶を熱湯で抽出して水パイプのようなもので回しのみにしながら、一服します。私はその中に乾燥しっきった、ぱりぱりのムクナの葉をもみつぶして混ぜて 抽出したものを飲んでいます。
何にしても生の葉や、茎は避けたほうがよいと思います。生豆を食べて気分がわるくなったり、下痢をしたりということはよくありますので。
それに私は葉や、茎にどのくらいのL-dopaがあるかは調べさせたことはありませんが、ムクナ豆の葉を乾燥させて茶にして飲んでも体の火照り感はムクナ豆をたべた時より早めに感じますのは、液体であるがゆえに吸収が早いのかも知れませんね、含まれる成分量も大差ないのかも?
でもお茶にしようとするとかなりの葉の量が必要。は
● 日本の友達からはブラジル産のムクナ豆はカリフォルニア産のものに比べると発育が遅いようだ、日本の気候風土に合わないかも?と言われましたが。
日本産はしょうまめは早生で、すでに莢がたくさんなっているのにBr産はまだ花芽が付き始めたくらいだとのことです。
それと、ブラジルのムクナ豆とは限らないと思いますが、ムクナ豆にはL-dopa以外にボケ老人にも何か良い物質がありそうだと、友人の精神科医が言っていました。アルツハイマーの治療にMucuna pruriensに含まれるある種のアルカロイドが有功であるとも言っておりました。
※「ムクナ豆 日本家政学会誌」で検索すると、L-ドーパ量と調理方法の関係や色味等、沢山の研究結果 他、ムクナマメの歴史にも詳しい。
(3)ムクナ豆の世界における食用としての利用
ムクナ豆に含まれる L-DOPA は,一度に多量に摂取す ると下痢や吐き気を引き起こすことや,トリプシンイン ヒビターなどの消化酵素阻害物質も多く含まれることが 指摘されている.しかし,L-DOPA は水溶性であり,ト リプシンインヒビターは加熱により熱失活する.従って 調理によりムクナ豆からこれらの物質を除去することが 可能である.
レボドパ(L ドーパ)
体内での神経伝達物質ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの前駆体です。
Lドパ→→→ドーパミン→→→ノルアドレナリン→→→アドレナリン
以上のように代謝されていきます。
しかしこんな物質が植物に含まれているとは驚きです。
ハッショウマメに含まれているんですね。
ハッショウマメは一粒から八升の豆ができるほど強い植物で日本でも食されていました。
ただしかなりあく抜きをしていたようです。 よく知っていたようです。
沢山あくを抜かないで食べると下痢や嘔吐が起こるそうです。
通常Lドパは医療用の医薬品成分でパーキンソン病に処方されます。
一日量は1200mgとかなり大量です。
それにくらべると、ムクナエキスに含まれるLドパは10%なので
1gのエキスをとってきても100mgしか含まれません。
ムクナ百科/ ムクナ会(天然L-ドーパの威力 ムクナ豆を研究する)
ムクナ豆には天然L-ドーパが含まれているので、パーキンソン病の特効薬のL-ドーパ製 剤と同じような効果を期待できます。しかも、大豆やソラマメと同じで食品ですから自然な形で吸収することができます。研究によれば、ムクナ豆を食べた後30分程度で血中のL-ドーパの濃度がピークに達し、その後ゆっくりと濃度が下がるという特長があります。また、今までムクナ豆を利用している人々の体験談 は継続して食べていても効果が薄れないことが分っています。
(注)
1.ムクナ豆以外の食品データの出典は、文部科学省 食品成分データベースです。
2.ムクナ豆のデータは、協賛企業提供です。
3.チロシンは、必須アミノ酸には含まれていません。
必須アミノ酸の含有量については、ムクナ豆はほとんどの成分について「鶏卵」を大きく上回り、「まいわし」「ソラマメ」と同等ないしはそれ以上の栄養価の高い食品と言えます。なお、チロシンは必須アミノ酸には含まれていませんが、ムクナ豆は他の食品に比べてそれをとても多く含みます。チロシンを多く含む食品の代表格には、大豆やチーズ、タラコなどがありますが、ムクナ豆が含むチロシンの量は大豆、チーズ、タラコに次ぐほど豊富です。
必須アミノ酸の効果
・イソロイシン
筋肉・成長・神経伝達・肝機能にはたらきかけます。
からだの成長を促すのに役立つアミノ酸です。また、バリン、ロイシンとともにBCAA(分岐鎖アミノ酸類)と呼ばれ、筋肉のエネルギー源となり運動中の筋肉消耗を低減するための効果があるので活動的な生活を送るための必須栄養素と言えます。
さらには、血管の拡張や肝機能の強化にも役立ち神経の働きを良くする効果も報告されています。
・ロイシン
肝機能・筋肉にはたらきかけます。
肝機能の円滑化や強化が主たる効果です。また、バリン、イソロイシンとともにBCAA(分岐鎖アミノ酸類)と呼ばれ、筋肉のエネルギー源となり運動中の筋肉消耗を低減するための効果があるので活動的な生活を送るための必須栄養素と言えます。多くの食品に含まれているため、バランスの良い食事を維持すれば不足する心配はありません。
・リジン
吸収・代謝・修復・抗菌にはたらきかけます。
タンパク質の吸収を促進させ、ブドウ糖の代謝やカルシウムの吸収をよくするのに役立ちます。また、体を作る働きがあるので組織を修復して成長にかかわる作用が知られています。細菌やウイルスの働きを抑制する働きや肝機能を強化する効果もあります。
・メチオニン
鎮静・鎮痛にはたらきかけます。
かゆみや痛みの原因になるヒスタミンの血中濃度を下げ、コレステロール値を下げる作用もあります。また、ウツ症状を改善し気分を和らげる効果があります。
・フェニルアラニン
神経伝達・鎮痛・鎮静にはたらきかけます。
神経伝達物質であるノルエピネフリン(ノルアドレナリン)とドーパミンの原材料になる大切なアミノ酸です。神経の伝達を良くしリラックス効果があります。関節やケガの痛みを軽減する効果やウツ状態を解消し気持ちを高揚させる効果も認められています。
・チロシン(必須アミノ酸には含まれません)
神経伝達・脳・甲状腺にはたらきかけます。
神経伝達物質であるノルエピネフリン(ノルアドレナリン)とドーパミンの原材料になる大切なアミノ酸です。また、甲状腺ホルモンやメラニンの原材料にもなります。脳や神経の活発な働きを促がします。
・トレオニン(スレオニンとも呼ばれます。)
成長・脂肪肝にはたらきかけます。
成長を促進する効果があります。また、バランスの良くない食事スタイルや不摂生による肝臓への脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。
・トリプトファン
鎮痛・鎮静・精神安定にはたらきかけます。
神経伝達物質であり鎮静・催眠効果があるセロトニンの原材料です。セロトニンが不足するとウツ症状や不眠症などを引き起こしてしまいます。
・バリン
成長・筋肉・肝機能にはたらきかけます。
ロイシン、イソロイシンとともにBCAA(分岐鎖アミノ酸類)と呼ばれ、筋肉のエネルギー源となり運動中の筋肉消耗を低減するための効果があるので活動的な生活を送るための必須栄養素と言えます。また、血液中の窒素バランスを調整する効果があります
・ヒスチジン
成長期・神経にはたらきかけます。
他の必須アミノ酸とは違い、子供は体内で合成できませんが大人は合成できます。子供の成長に不可欠なアミノ酸です。また、神経機能を補助することも知られています。
必須アミノ酸には神経や筋肉にはたらきかけるものが多くあり、ムクナ豆はそれらをバランスよく豊富に含みます。ムクナ豆の天然L-ドーパが神経や筋肉に効果的でしかもそれが持続するのは、豆に含まれる必須アミノ酸との相乗効果が自然な形でほど良く働くからと考えられます。