tujibee’s めも

無農薬無施肥の植物と健康と食 &疑問、日々のことのメモ

月桃の育て方

葉っぱの岬 様より
https://happamisaki.jp-o.net/sp/green/others/gettou.htm
詳しく素晴らしいHPです。写真をさけメモ様にコピペ、ありがとうございます。

ゲットウ月桃
学名:Alpinia zerumbet
別名:シェルジンジャー、サンニン
科・属名:ショウガ科・ゲットウ
原産地:東南アジア
分類:常緑多年草
寒さ:弱い(3度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭
耐陰性:あり
草丈:1m~2m
花径:3cm~5cm
用途:観葉植物、ハーブ
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ゲットウの葉は爽やかな芳香があり、防虫効果、消臭効果、鎮静効果のある芳香剤、お茶などに利用されています。お茶はポリフェノールが含まれているので健康茶としても売られています。ポリフェノールは赤ワインで一時注目されましたが、主に動脈硬化心筋梗塞脳梗塞に効果があり、過剰な活性酸素の働きを抑制する効果があるそうです。沖縄では防虫効果があるので庭によく植えられているそうで、初夏頃にはきれいな花も咲かせます。月桃の葉の使い方は生の葉は置くだけで防虫効果があり、ゴキブリ、ダニが近づかなくなったり、生ゴミの近くに置くと子バエの発生も減るそうです。葉を乾燥させた細かく切ると香りが強くなり、袋に入れて匂い袋を作ったり、健康茶として飲む事も出来ます。とても万能は植物で、月桃エッセンシャルオイルも売られています。

ゲットウ月桃)の育て方
置き場所
日当たりのよい所から明るい日陰で育ちますが、夏の強い日差しを嫌うので、夏の強い日差しには当てないようにします。耐寒温度は3度以上と寒さには強いので、冬は室内の日当たりのよい所で管理すれば大丈夫です。湿度を好むようで、ビニール温室内に入れていたら、初春頃からよく生育していました。その他は観葉植物の置き場所を参考にしてください。

4月下旬から10月
日当たりのよい所から明るい日陰。(夏の強い日差しは避ける。)
11月から4月中旬
室内の日当たりのよい所。最低温度は3度以上で管理

水やり
水切れに弱く比較的水を好む植物です。生育期の春から秋は鉢土の表面が乾く前に与えます。朝の最低気温が15度以下になる秋からは徐々に水を吸わなくなるので、水やり回数を減らして行きます。冬は10度以上の気温の高い部屋では鉢土の表面が乾けば与えればよいですが、寒い部屋では鉢土の表面が乾いてから数日しての水やりにします。寒い部屋での水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。空中湿度を好むようで霧吹きで過湿与えながら育てるとよいと思います。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え
やや根詰まりしやすいので、1、2年に1度を目安に、鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植え替えます。時期は4月下旬から6月頃が理想的です。用土はショウガの仲間で水切れに弱いようなので、赤玉土(小粒)5、腐葉土3、ピートモス2ぐらいでよいと思います。

種まき
種まきで増やす事が出来ます。時期は4月下旬から5月の20℃以上ある時期が理想的です。発芽までは1ヶ月から3ヶ月ぐらいかかるそうで、下の写真は発芽するまで2ヶ月ぐらいかかりました。

肥料
春から秋まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。
冬の管理方法
観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

葉の利用
匂い袋の作り方
葉は防虫効果、消臭効果、鎮静効果のある芳香剤として利用できます。青々した葉には香りはほとんどなく乾燥させて細かく切ると匂いが強くなります。作り方は月桃の下葉を切って日陰で茶色く枯れるまで乾かします。乾いたらハサミで小さく切ってお茶の袋などに入れると完成です。月桃の香りは漢方薬のような香りで、急須の中に入れて健康茶として飲んでみると、香りが強く、正直あまり美味しいとは思いませんでした。しかし、成分にポリフェノールが含まれ体にはよいので、薬として飲めば飲みやすい方だと思います。ちなみに、急須に臭いがついて取れ難いので注意してください。作った匂い袋はベットの所に置いて鎮静効果の芳香剤として利用しています。匂いは時間の経過とともに徐々に弱まってきます。