tujibee’s めも

無農薬無施肥の植物と健康と食 &疑問、日々のことのメモ

芽の出た廃棄分から、ジャガイモ育つ。他ゴボウとか

2023.0604 晴れ

かぼちゃの苗を植えたく、ひ弱なジャガイモの茎は抜こうと思いひっぱると、なんと、
こんなに出てきました。
綺麗なお肌です。

白のお皿は直径30cmほど。

芽が出た廃棄部分を土に埋めただけなのに、すごいよねぇ。



上は零れ種からのゴボウ。
これも場所が欲しくて抜きまして、結構食べられる大きさでうれしい。
無農薬のゴボウとか、なかなか手に入らないもの。

開花予定のゴボウ2株

一株は巨大な葉となっている。
もう一株の方は鉢on袋鉢で高さを作った、鉢植えの小ぶりな姿。玄関先でゴボウのお花が見たく、こちらは北庭。
そこに自然薯(長芋?)も植わっていて、窮屈かもですまなく思う。

花後は種になる…
ゴボウの種とりは大変だけど、今年こそは綺麗な状態で保存し、利用したいなぁ。効能すごいのよね、牛蒡子。

牛蒡子

ゴボウシ(牛蒡子)はキク科のゴボウの果実を乾燥したものです。
漢方的には疏散風熱、祛痰、止咳、解毒の効能があり、咽頭腫痛や熱を持った化膿性の腫れ物、咳嗽(せき)などに用いられます。
そして種子部分の成分には、リグナン誘導体アクチゲニン(Arctigenin)、アクチイン(Arctiin)、マライレジノール、ラッパオール(lappaol)などを含んでいるため、薬効があるんです。生でかじって、じっくりと味わってみると、辛くて、苦みを感じます。そして冷たい感じです。

漢方の相談室~ 牛蒡子(ゴボウシ) - 協同組合 藤沢薬業協会

種子部分の成分には、リグナン誘導体アクチゲニン(Arctigenin)、アクチイン(Arctiin)、マライレジノール、ラッパオール(lappaol)などを含んでいるため、薬効があるんです。生でかじって、じっくりと味わってみると、辛くて、苦みを感じます。そして冷たい感じです。
リグナンとは水溶性食物繊維の一種で、顕花植物の茎や根、種子などに配糖体や遊離の状態で存在します。例えば、ゴマに含まれるセサミンやセサミノールもリグナン類で、抗酸化作用や抗腫瘍効果が知られています。

薬効は、肺・胃に関係する疾病に多く使われ、根・種子ともに繊維質が多いので、お茶碗一杯の牛蒡を食べると便秘に良く、便秘でない方も、バナナ一本分の油で包んだような良い便が気持ちよく出るでしょう。

食物繊維は、糖尿病の方によく、血糖値降下作用があり、脂質代謝の改善にも良いでしょう。また循環器疾患にもよく、血管拡張作用や利尿作用、心臓運動抑制などに効果が期待されています。特にそこに含まれるArctiin 、Arctigeninは、HIVの働きを抑制する報告もあります。

その他に、中国では牛蒡子(ゴボウシ)は、内服することにより、去痰作用があり、消炎薬として効果もあるので、咽喉部の塞がりの改善や腫脹、疼痛の緩和や扁桃腺炎などに効果があり、また抗菌作用や解毒作用も併せ持つので、風邪の諸症状を改善する目的で、かぜ薬に配合されています。

現代では、一般に、湿疹や慢性炎症やアトピー体質の治療に使われることもあります。皮膚のかゆみや赤みを改善する*消風散(ショウフウサン)に牛蒡子が配合されている。

柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)にも配合され、炎症をやわらげたり、血行をよくする効能と神経を鎮める身体と心、両面の状態をよくする効能をもっています。柴胡清肝湯は、かんの強い小児の神経症、慢性扁桃炎・扁桃肥大・湿疹や虚弱体質の人の慢性胃腸病・貧血・頸部リンパ節炎・肺門リンパ節炎・神経症などを改善するのによく使われています。

他に、子宮筋収縮作用などを有するため、婦人科系にも使われ、牛蒡子は、「ちょっとしこるかな?」という乳腺炎初期には効果があります。乳腺炎によく使われる漢方薬としては、十味敗毒湯、大黄牡丹皮湯、葛根湯、排膿散及湯などがありますが、詳しくは漢方専門にご相談下さい。

牛蒡子は、ホーローやガラスのケトルの鍋に10gあるいは20g程度を入れ、300ccから500cc程度のお水に浸し、とろ火で15から30分で煮ます。これを茶こしなどで濾し、煎液を1日3回に分けて服用します。2/3から半分程度に煮詰めてください。

反対に乳汁分泌が止まらない方には麦芽を使います。

※消風散:消風散(ショウフウサン)とは皮膚のかゆみや赤みを改善する働きがあり、慢性の皮膚病(湿疹、じんましん、あせも、水虫、皮膚掻痒症)を改善する。患部からの分泌物が多く、強いかゆみをともなって、特に夏期や温暖時に症状が悪化しやすい人に用いられる。