tujibee’s めも

無農薬無施肥の植物と健康と食 &疑問、日々のことのメモ

ツボクサの効果効能

ツボクサ

額田医学生物学研究所様のHPと他よりの一部
ツボクサ - 額田医学生物学研究所・付属病院

原産地:日本、中国、東南アジア
学 名:Centella asiatica
科 名:セリ科
別 名:ゴツコラ、ゴツコ-ラ、ゴトゥコラ、ゴッコ-ラ、ツボクサ、センテラ、センテラアジ アティカ、ブラ-ミ、積雪草等。

茎は地面を這って伸びる。節から根を出して拡がる。各節から長い葉柄に腎形の葉を2~4枚つける。葉の大きさは2~4cmで、浅い鋸歯がある。一見カキドウシかと見間違えやすいが、よく観れば違いが分かります。カキドウシとは葉の厚みが違いますし、触れても香りなし。

利用

春~夏に全草を採り、水洗い後、日干しにします。
生食の場合は必要時に応じて採取します。  
生葉⇒擂り潰して、切り傷の応急手当に。止血に。

利用法

乾燥葉、生葉とも同じように用います。
 湿疹に⇒乾燥した茎葉10gを水400ccで1/2量になるまで煎じ、煎液で患部を洗いま す。
 解熱に⇒乾燥した茎葉一回量5gを水400ccで1/2量になるまで煎じて服用します。
 生葉は、創傷治癒に。
 生葉をサラダで食べる。 料理に加える ・ハーブティー ・ハーブ美肌水 ・髪・頭皮用トニック ・全身用シャンプー ・リフレッシュウォーター ・ハーブ酒 などに

効能

 強壮作用、去痰作用、末梢血管拡張神経、血行促進、鎮静作用、穏やかな利尿、肌の症状等。
 記憶力を増し、老化や老衰を遅らせる。
 副腎を強め、同時に、血液を浄化し、免疫機能を高め、皮膚の深部の回復を促します。
 精神的な疲れを減らす精神の強壮薬でもあります。
 肝臓病や高血圧の治療にも。

成分

 全草に、α-アミリン型トリテルペノイドのアジアチコシド、プラ-モシドなどの他、メソイノシト-ル、センテロ-スなどを含む。

漢方では、似類補類(にるいほるい)という考え方があります。
これは、植物の一部の模様や形が、軀の中の臓器に似ていれば、病んだその部分を補ってくれる・・・という考え方です。

似類補類の考え方では、記憶力や認知機能によいとされるのです。また、インドの伝統医学アーユルベーダでも、ツボクサは主に神経と脳細胞を活性化するハーブとしているそうですが、それも似類補類の考え方なのでしょう。
2015年、 《'Madecassosideによるラット海馬神経新生促進作用’ 》
という論文が発表されました。 詳細はこちら
http://www.idac.tohoku.ac.jp/idac2014_se/ja/joint/product/pdf_h27/15.pdf

その結果、MD(アルツハイマー病のこと)はAβ(アミロイドβのこと)凝集の抑制作用、抗アポトーシス作用、抗炎症作用や抗酸化作用を介してAβにより誘発され ''認知機能障害を抑制することが明らかとなった'' そうです。

そういえば、2017年に、NHKの「ためしてガッテン」で“認知症予防のカギはアミロイドβの排出”と報じていたのを思い出しました。

ツボクサの効用は、たくさんあるようで、WHOが「21世紀に遺すべき植物」と位置づけているというのです。自分で確認しようと検索してみましたが、未だにその論拠が見つかりません。

ツボクサの薬効は、配糖体には鎮静作用があり、抗菌作用も知られており、解毒、止血、利尿葯として使用されています。

フランスの報告に出産後の創傷治療に皮膚細胞の再生に効果があったとあります。その他、記憶力を高め認知予防に、血液循環の改善、肌のトラブルに等たくさんあるそうです。殊に肌に関しては流通している化粧品の450種類以上の製品に取り入れられているといわれます。名前を聞けば誰でも知っているような、いわゆるアンチエイジングの製品です。

ハーブではセンテラ又は別名のゴツコラと呼ばれます。東洋では長寿のハーブとされ、脳の栄養源で精神力を養うとされ、最近注目を集め、市場に流通しだしました。

山菜寿司レシピ
https://www.churashima.net/herb/200309/recipe.html